ソシエダの問題は直近9試合の内5試合を無得点で終えるなど、得点力が不足していることだが、このヘタフェ戦でも状況は変わらない。キケ監督率いるチームの堅守を前にボールを保持してもチャンスを生み出せず。久保は右サイドに開きながらボールを待ったものの、オヤルサバルがいる方で攻撃が展開されたために孤立している場面が目立っていた。 試合はゴールの予感がないまま進み、スコアレスのまま前半を終えるかに思われた。が、ここからレアレ・アレナの観客はジェットコースターに乗ったような感覚を経験することに。主役はラ・レアルの10番、オヤルサバルだった。 オヤルサバルは44分、ペナルティーエリア内でジェネに倒されてPKを獲得。しかし自ら放ったシュートはコースが甘く、GKソリアに止められてしまった。千載一遇のチャンスを逃したソシエダのエースだったが前半アディショナルタイム2分、ブライス・メンデスが打ったシュートをヘタフェ守護神が弾くと、ボールに詰めたのがオヤルサバル。すぐさま名誉を挽回している。
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